睡眠時無呼吸症候群(SAS)

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とはどんな病気なのか?

睡眠中に呼吸が止まる病気です

睡眠中に呼吸が止まる病気です

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が止まる病気です。治療せずに放置していると、高血圧(健常人の2倍)、心筋梗塞(健常人の4倍)、脳血管障害(健常人の4倍)、 冠動脈疾患(健常人の3倍) 、糖尿病、居眠りによる交通事故(健常人の7倍)、仕事上のトラブル、生活の質(QOL)の低下などの合併症を招く可能性も高まります。
大阪市東成区のえびすクリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を行っています。「強いいびきがある」「寝ている時に呼吸が止まる」「仕事中、強い眠気に襲われる」という方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因

睡眠時無呼吸症候群(SAS)には、肥満などが原因で起こる「閉鎖型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)」と、脳の呼吸中枢の異常が原因で起こる「中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)」があります。

閉鎖型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)

肥満による首・喉まわりの脂肪沈着、扁桃肥大、顎が小さいなどの原因により、上気道(空気の通り道)が閉塞して呼吸が止まることで起こります。いびき、日中の眠気、集中力の低下などの症状が現れます。

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

脳の呼吸をつかさどる「呼吸中枢」の機能異常が原因で起こります。気道は閉塞されていないのでいびきなどの症状はありませんが、心不全や脳血管疾患と関連があるため、原因となる疾患の治療が必要となります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすいのはどんな人?

こんな方はご注意ください

次のような方は睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすいです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)を予防するために、お早めに大阪市東成区のえびすクリニックまでご相談ください。

  • 肥満気味
  • 顎が小さい
  • 舌、扁桃腺、口蓋垂(のどちんこ)が大きい
  • 鼻が詰まっている(鼻の病気がある)
  • 口呼吸をしている
  • よくお酒を飲む
  • 煙草を吸う

など

こんな症状にご注意ください

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になると、次のような症状が現れます。昼間の眠気、集中力の低下・判断ミスなどにより、交通事故や労働事故を招いたり、血液中の酸素が不足して不整脈、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こしたりしますので、異変に気づいたらすぐに大阪市東成区のえびすクリニックまでご連絡ください。

  • 強いびきがある
  • 睡眠中に呼吸が止まる
  • 夜中、何度も目が覚める(トイレに行きたくなる)
  • 朝起きた時、頭が重い
  • 熟睡感がない
  • 起床時、口が渇いている
  • 仕事中に眠くなる
  • あくびがよく出る
  • 集中力や判断力が低下する
  • ED(勃起不全)

など

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を放っておくとどうなる?

心筋梗塞・脳卒中のリスクが高くなります

心筋梗塞・脳卒中のリスクが高くなります

睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって無呼吸状態になり、血液中の酸素が不足してしまうことから、不整脈、心筋梗塞、脳卒中などの循環器疾患のリスクが高くなります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方は、そうでない方と比べて、高血圧、心筋梗塞、脳血管障害、冠動脈疾患、糖尿病などの合併症を招くリスクが高いとされています。

このように、睡眠時無呼吸症候群(SAS)には様々な合併症がありますので、ご家族から「いびきがうるさい」「寝ている時、呼吸が止まっている」と指摘された方は、そのままにせずに大阪市東成区のえびすクリニックまでお早めにご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)ではどんな検査を行うのか?

ご自宅での簡易検査を行っています

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査として、患者様のご自宅で行う「簡易検査」を行っています。ご自宅で無呼吸の回数などを測定する検査機器を装着して、いつも通り就寝していただくだけで検査できます。装着はとても簡単ですのでご安心ください。

検査結果が次のような場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断基準

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、一晩に無呼吸状態が30回以上ある時、または1時間に平均5回以上ある場合に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)における無呼吸とは、「10秒以上呼吸が止まる状態」を言い、これが1時間に起こる回数を「無呼吸指数(AI)」と言います。そして、もう少しで呼吸が止まりそうな状態を「低呼吸」と言い、1時間あたりの呼吸が50%以下に低下する回数を「低呼吸指数(HI)」と言います。

この無呼吸指数(AI)と低呼吸指数(HI)の1時間の合計回数を「無呼吸指数・低呼吸指数(AHI)」と言い、これで睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度を診断します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度
無呼吸指数・低呼吸指数(AHI) 診断
5回未満 正常
5回以上、15回未満 軽症
15回以上、30回未満 中等症
30回以上 重症

睡眠時無呼吸症候群(SAS)ではどんな治療を行うのか?

CPAP(シーパップ)療法が第一選択となります

「CPAP(シーパップ)療法」とは、マスクを鼻または口に装着していつも通り眠り、気道へ空気を送り込んで閉塞を防ぐ治療です。睡眠中の無呼吸やいびきが減少して、快適な睡眠が得られるようになります。副作用はほとんどなく、無呼吸指数・低呼吸指数(AHI)40回以上の場合には保険適用となります。

大阪市東成区のえびすクリニックでは、このCPAP(シーパップ)療法を行っていますので、睡眠時無呼吸症候群(SAS)でお困りの方はお気軽にご相談ください。