生活習慣病とはどんなものか?
食べ過ぎ・運動不足・肥満などが原因で起こる病気です
生活習慣病とは、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」を表すものとして厚生労働省が導入した行政的概念です。具体的には、毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気で、代表的なものとして糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、メタボリックシンドロームなどが挙げられます。
これら1つ1つは軽症でも、病気が重なり合うと動脈硬化を進めて、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。心筋梗塞・脳梗塞は命に関わる病気ですので、予防のためにも大阪市東成区のえびすクリニックで定期的にお体の状態をチェックされることをおすすめします。
主な生活習慣病
糖尿病
糖尿病とは、体を動かすエネルギー源となるブドウ糖が、エネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなって、血液の中に溢れてしまいブドウ糖濃度が適切な範囲を超えて上昇してしまう病気です。糖尿病が進行すると、神経障害が起こったり、腎臓が弱ったり、失明したりするなどの合併症が起こります。
(※糖尿病について詳しくはこちら)
高血圧
高血圧とは、慢性的に血圧が高い状態を言います。血圧を測った際、もし最高血圧が140を超えているようなら、「高血圧」の可能性があります。高血圧が長期間続くと、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血などの病気を招きます。
(※高血圧について詳しくはこちら)
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症(高脂血症)とは、血液中の悪玉のLDLコレステロールが多過ぎる、あるいは善玉のHDLコレステロールが少な過ぎるなどといった、血中の脂質の値が異常な状態を指します。悪玉のLDLコレステロール値が高いほど、また善玉のHDLコレステロール値が低いほど、冠動脈疾患の発症率は上昇します。
(※脂質異常症について詳しくはこちら)
メタボリックシンドローム(メタボ)
メタボリックシンドローム(メタボ)とは、「内臓脂肪型肥満」に加えて、「高血糖」「高血圧」「脂質異常」の3つのうち2つ以上にあてはまる状態を言います。心筋梗塞や脳梗塞になりやすので注意が必要です。痩せていても安心はできませんので、まずは大阪市東成区のえびすクリニックを受診して、ご自身のお体の状態を正しく知るようにしましょう。
生活習慣病になりやすいのはどんな人?
暴飲暴食・運動不足・喫煙などに心あたりがある方は要注意です
生活習慣病という名称からわかる通り、暴飲暴食、運動不足、睡眠不足、喫煙などの生活習慣の乱れが原因で起こります。なので、次のような生活習慣に心あたりがある方は生活習慣病になりやすいので注意が必要です。
- 食事を食べ過ぎる
- 脂っこいものや、炭水化物をたくさん食べる
- 野菜をあまり摂らないなど、栄養バランスが偏っている
- あまり運動しない
- 睡眠が足りていない
- お酒をたくさん飲む
- 煙草を吸う
- 仕事が忙しくて疲れ・ストレスがたまっている
など
生活習慣病を予防するためには?
食事の見直し
- 腹八分目を心がける
- バランス良く栄養を摂る
- 塩分を摂り過ぎないようにする
- 糖分を抑える
- 動物性脂肪を控える
- 食物繊維をたくさん摂る
- 規則正しい食習慣を心がける
- 外食を控える
- お酒はほどほどにする
など
積極的に運動する
- 無理のない範囲で継続的に運動する
- 積極的に筋トレして、筋肉量を増やして代謝を良くする
- 休日は1日中ゴロゴロせずに、近所へ散歩に行く
- エスカレーターを使わずに、階段で上る
- 車ではなく、徒歩や自転車での移動を心がける
- ウォーキングや水泳などを楽しむ
など
肥満解消
肥満は生活習慣病のもとですので、予防のためには肥満解消が大事です。1日の総摂取カロリーを控えるなど、ご自身の年齢・性別に応じた食事制限や、筋トレで筋肉量を増やして基礎代謝を高めるなどして肥満を解消するようにしましょう。
大阪市東成区のえびすクリニックでは、肥満の方のダイエットをサポートするために、「ダイエット外来」を行っています。こちらと連携して、皆様の肥満解消を後押しさせていただきます。また、漢方薬を使ったダイエットも行っていますので、ご興味がある方はお気軽にご相談ください。